どうも、料理がおいしくてもテーブルにシェフを呼べない、スーパーシャイなぼくです。
映画通が集まるミニシアター「シネギャラリー」で、「99分、世界美味めぐり(原題:FOODIES)」なる映画を見てきました。
目次
「99分、世界美味めぐり」とは?
食を極めた5人の美食家による、至極のグルメドキュメンタリー。
です!
偏屈だが的確なコメントで料理の批評をするシェル石油の元重役、陽気だが歯に衣着せぬ物言いで食べた料理をぶった斬る元音楽レーベルオーナー、日本語の話し方が超絶かわいいリトアニア生まれのスーパーモデルなど。個性あふれる美食家5人が、世界中のミシュラン☆獲得レストランをめぐりその様子をレポートするドキュメンタリー映画。
放題のダサさは置いておいて、ぼくのような庶民には縁遠い三ツ星レストランの最高級コース料理を、美食家達の的確で歯切れのいいコメントと共に堪能できる、非常に興味深い内容です!
ぼく自身、静岡のB級グルメレポーターを勝手に名乗っていますが(え?)、知識、経験値、表現力、分析力あらゆる面で凌駕している彼らを見て関心させられました。美食ブロガー必見の内容になっています!
ミシュランガイドとは?
フランスのミシュラン社が出版している様々なガイドブックの総称
やはり代表的なのは、赤い装丁で出版されることからレッドミシュランと呼ばれる、レストラン・ホテルガイドでしょう。覆面の調査員が身分を明かさずにレストランの料理を評価し、星印の数でランクを表しています。
星の数の意味
- ★:そのカテゴリーで特においしい料理
- ★★:遠回りしてでも行く価値がある料理
- ★★★:旅行してでも行く価値がある料理
ぼくは食べる事も旅行も好きですが、そのレストランで食事をする為だけに旅行するってことは未だかつてないです。それほどまでにうまい料理を出す三ツ星レストラン、一度は行ってみたい!
登場した気になるレストラン
劇中に登場した、ぼくが個人的に気になるレストランを紹介します!
鮨さいとう
劇中で登場した日本の三ツ星レストラン「鮨さいとう」。
高級店でありながら気さくな雰囲気の大将と、リトアニアのスーパーモデルがぎこちない手つきで箸を持ち「おいしい」と笑顔でつぶやく画が、なんだか好き。
めちゃくちゃ行きたくなってお値段を調べたところ、ランチで10,000円〜、ディナーだと20,000円〜とのこと。おそらく1貫1,000円以上するんでしょう。気軽に行ける価格ではないですが、まったく手の届かない金額でもなさそうなので特別な日に大切な人と行ってみたいですね。
映画の中ではどこかの駐車場の奥にあると紹介されていましたが、2014年2月に六本木に移転しているようです。
食べログの点数も4.53という驚異的数字。死ぬ前に一度は行きたい!
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Bo Innovation(ボーイノベーション/香港)
クレイジーな外見のシェルが作る、クレイジーな料理が頭から離れない。
Sex on the beach
そう名付けられた料理は、まず皿の上にプラムジャムを敷き、そこに砂に見立てた山椒とクラッカーを撒く。ゼラチンで作られた棒状の袋にコンデンスミルクを入れて、砂の上へ。セックスオンザビーチ!
アホや!
アホ過ぎる!
でも大好き!
香港のレストランBo Innovationの”Sex on the beach”. なんちゅう創作料理www砕いたクッキーを砂浜に見立て、その上にはコンデンスミルクを封入したゼラチン製のコンドーム。 pic.twitter.com/1NBATP9Pe5
— 松崎貴之 (@gelcyz) 2016年2月6日
映画に登場する美食家たち
この映画で登場した美食家たちは、どの人もグルメブログやサイトを運営している為、各方面に強い影響力を持っています。そんな彼らをちょろっと紹介!
アンディ・ヘイラー
https://www.andyhayler.com/blog
シェル石油の元重役。偏屈な物言いが嫌みったらしいが、その的確なコメントには脱帽します。食の知識の豊富さも、映画を通して存分に伝わってきます。リンク先のブログにはレストランのレビューが書かれており、日本のお店の感想もあります。
スティーヴ・プロトニキ
http://www.opinionatedaboutdining.com/2016/japanese.html
あのRun-DMCが所属していた音楽レーベルの元オーナー。とっても陽気なおっちゃんで、酷評したレストランのオーナーシェフと口論になっても何も気にしない肝っ玉の持ち主。毒舌ぐあいが聞いていて気持ちがいいです。
アイステ・ミセヴィチューテ
http://www.luxeat.com/
リトアニア出身の元スーパーモデル。来日し鮨さいとうを探すも見つからず、駐車場の警備員に「スシサイトー、ドコデスカ?」と片言の日本語で訪ねるところに萌えた。たどたどしい箸の持ち方もかわいい。まぁ、とにかくかわいい。
パーム・パイタワヤット
タイ・バンコクの金鉱会社の御曹司。両親のスネをかじりながら美食めぐりをしている、なんともスウィートなおぼっちゃん。おいしい料理を食べて、感動して涙ぐんじゃうピュアなハートの持ち主。まぁ、あまちゃん。
ケイティ・ケイコ・タム
https://k-luxedining.com/
普通の会社員として働きながら、得た収入の多くを美食めぐりに投じる香港人。高級店に行っては緊張して、「ウエイターわたしの方見ないで。緊張して食べれない。」とか言ってる普通過ぎる女の子。大して気の利いたコメントも言わず、ただひたすら写真を撮って食べるだけの人に見えた。つまりはわたしと同レベル。あへあへ。
まとめ
同じく有名美食ブロガーを目指すわたしにとっては、とても参考になる内容の映画でした。なかなかミシュランで星を取ったレストランへは行けませんが、手始めにB級グルメブロガー当たりを目標に、庶民派の美食ブロガーとして影響力を持っていけたらといいなと思います。
彼らのコメント力、表現力には脱帽です。彼らのサイトに載っている日本のレストランのレビューを見ると、外国人から見るとどのように映るのかが垣間みれておもしろいです。
こちらはアイステが「鮨さいとう」を訪れた時の様子。食べた物など事細かに写真に収められていて、様子がよくわかります。
http://www.luxeat.com/blog/the-ultimate-seafood-at-sushi-saito/
この美食家たちの仲間入りができるように、とりあえずは静岡の回転寿しチェーンのレビューでも書いていこうと思います。(え?)